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黒い鍵と銀色の星
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作詞 万呂 |
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世界の全てが綺麗だった頃
願いを一つ 星に重ねた
赤い世界を知ってしまえば
この手は心から離れていった
砂に足を埋め 歩くも進めず
見上げる空には あの星は輝いて
現れた大きな扉の向こうに
道を見つけた
大切なものを捨ててしまおう
その道を隠してしまうなら
錠前は問い掛けた
「何故扉を開けるのか」
そして君は笑っていた
世界の醜さを知ってしまった頃
只管影を探して眠った
赤い世界を住んでしまえば
この手は赤く染まってしまった
辿り着いた扉の前で
錠前は静かに微笑んで
握っていた鍵を渡す
大切だった筈なのに
捨てたくなかった筈なのに
信じていた筈のものは
欲しいものではなかったから
僕は、扉を閉じた
大切なものを失くしてしまった
ずっと守りたかったのに
錠前は問い掛けた
「何故扉を開けないのか」
鍵を投げ捨てて
大切なものを捨ててしまおう
僕の道を隠してしまうなら
今更思い出した
あの空のいつかの星
重ねた君の横顔
君は笑っていた
僕の中で
世界の全てが綺麗だった頃
願いを一つ 星に重ねた
あの星はまだ輝いてる
その星の名は
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