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あの日の僕は
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作詞 恵兎 |
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忘れていたのさ あの日の心を
どんなものでも楽しめていた
悩みなんて何一つなかった
子供の頃のあの心を
どうして人は大人になるほど
生きることが下手になるのか
そんな思いも押し殺して
病(やまい)にも似た気持ちになる
嗚呼 古い荷物も
美しさを 見せてくれる
嗚呼 こびりついた
泥もいつかは ホコリになる
あの日の僕は真夏の時には
友達と丘を駆け巡り
虫を採っては家に帰って
スイカなんかをかじっていた
けど現在(いま)の僕は背広を着こんで
暮らしのためにうごめくだけ
味気無い毎日の中で
目にしたのは古い網とかご
嗚呼 ふと思い立ち
あの日の丘に 登ってみた
嗚呼 草原(くさはら)に
虫の声が 流れていた
誰もが昔のままで生きれない
そんなことはわかっているから
今さら弱音なんて吐かない
いつか笑顔を戻してみせる
この世の誰よりも輝いてみせる
そんなことはできやしないが
せめて自分が笑っていられる
そんな道を歩いていたい
嗚呼 古い荷物も
美しさを 見せてくれる
嗚呼 こびりついた
泥もいつかは ホコリになる
嗚呼 古い荷物も
美しさを 見せてくれる
嗚呼 草原に
虫の声が 流れていた
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