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待ち合わせ
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作詞 みんた |
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彼女は今日もガムを噛みながら、少し面倒くさそうに歩いて来る。
いつものようにボサボサの髪型だから、遠くからでもすぐ分かるよ。
とっくに僕に気付いているクセに、決して目を合わせようとしないんだね。
横向きで、何を見ているかと思ったら、仔犬が君に歌いかけてたんだね。
二人の間の短い距離の、空気が淡い色に染まってく。
その中を、いっぽいっぽ、スニーカーの足音が僕に近づく。
そのスニーカーは、僕のお気に入り。
僕が褒めてから、ずっとそのスニーカーを
履いているね。
それが、僕はとっても嬉しいんだ。
口笛が吹けない君と、
トマトが食べれない君と、
素敵なスニーカーの君と、
仔犬がまた歌いかけてきたら、
きっと今日こそ、手をつなごう。
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