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人狼(じんろう)
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作詞 ともクン |
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現実の
半歩先を歩いていられたなら
一閃の
衝動の行方見出だせるだろうか
本能と
願望が互いに牙を剥き合う
護りたい
心を見失うのはいつだろうか
人間には不可能なことでしか
未来掴めないのなら
悔やまない術を見分けてよ霊媒師
不甲斐なく
狂陣の域に埋(うず)もれる前に
生か死かの最前線
脚本(すじがき)から解き放たれて
目覚めた自分が
求めたのは有り触れた夜明け
託してもいいのかな
僕じゃなきゃ出来ないことかな
目の前の君を
信じたいだけのはずだったのに
何処かで見知らぬ僕が吠えてる
気配に張り詰めてる僕がいる
結局は
全て独りで背負わなきゃいけない
諦念(あきらめ)は
誰かの命と道徳を奪っていく
許したら
脆く流れる砂のような程度の
覚悟なら
僕はどうして此処に来たのだろうか
狩人のように殺すことで誰か
護ってきたつもりだった
錯乱する僕を暴いてよ予言者
死ぬなら
最期くらい希望を叫びたい
真か偽かの変更線
満月と雨が並び立つ
夜しか知らない
身を任すべき僕の本能
明日(あす)もまた会いたいな
いまさら此処で想うとはな
信じ合う感覚(こと)に
あまりにも目を背け過ぎていた
雷光のふもと交じる指先
誰かの夜明けがまた奪われる
冗談も慟哭も
すべて真実をえぐるために
其処には自分がいないという
可能性を否定するために
生か死かの最前線
脚本(すじがき)から解き放たれて
目覚めた自分が
自らの意志で君を選ぶ
想い出になんないな
結局間に合わなかったかな
束の間出会えた
喜びだけはきっと真実
何処かで本当の君が吠えてる
その声は嘆きだと信じてる
ほらもう僕は人狼(おおかみ)
君を喰う・・・
それとも君は人狼(おおかみ)
見る虚空・・・
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