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冬の爪
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作詞 ドクダミ |
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「終わりとは、始まりだ」と誰かが偉そうに
告げていた 叫んでた 聞こえない ふりをした
降り積もるばかりで いつ雪崩れるか知らぬ
感情は固く、冷たく 君を突き刺す
掌の温度で溶けてしまえるなら
いっそ混じり合って
涙の意味に気づきたい
その中で思うんだ 産声は確かなんだ
きっと秘密だった
冬の訪れに
揺らぎ始めている
あくまで
僕にとって何の価値も見出さない
悪魔で
君にとって何の救いも差し伸べない
雪 積もるばかりで いつ消えるのか知らず
感傷は淡く、生きたく 君は一片
散るのは その役目じゃない
傷の中摩擦で焦がれてしまうなら
いっそ浸り合って
舐めあう強さ? 説きたい
その中で思うんだ 強がりは余計なんだ
そっと隠していた
冬の爪痕
揺らぎ始めている
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