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3通目の正直
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作詞 ドクダミ |
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遠近法で小さな君に贈る 最初の……
「最近―」で始まり「―待ってます」で終わる
ペンを持ったのは久しぶり
何度も休憩して、1行埋めて
くしゃくしゃにしては書き直す
住所を書く度に 離れてることに気づきます
届かない 届かない
つまらない文字だけ並べても
零れてく 零れてく
本当の気持ちは風に吹かれ
遠近法で小さくなった君へ 2通目の……
「―逢いたい―」を挟んで「すぐにでも」で括る
手を汚すことに慣れてきて
何度も添削して、躊躇い続け
郵便のドアをくぐれない
名前を呼ぶ度に 募る想いは増えてます
溢れない…溢れない?
枯れ果てた涙探しても
溺れてく 溺れてく
愛も言葉も指先も
遠近法で小さな君には伝わらない
届かない 届かない
つまらない文字だけ並べても
零れてく 零れてく
本当の気持ち 紙伝う
わからない わからない
何度も何度も書いたのに
溺れてく 溺れてく
僕は涙に沈んでく
遠近法で小さくなった君
こんなに近くにあったのは幻
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