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オーバードール
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作詞 ドクダミ |
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聞き流した言葉に
どれだけ素敵な意味があろうと
聞き流したからには
無意味なものだったんだろうね
絡みついた闇の所為で
関節が鈍い 振り向くことが出来ず
不器用に動いた口と
僅かに震えた指先
助けを求める行為にしては
余りにもちっぽけで
過ぎていった時間に
傷跡を癒すことができても
過ぎてしまったのならば
僕の痛みはそれ以上なのか
それはまるで人形の様で
手の平を返す 単純な動作が出来ず
定められた方向のみ
ただ指し示した指先
思考が薄れる暗幕の中じゃ
余りにも存外で
終わりが始まるとき
一つの始まりが終わって
届かなかった想いが黒く褪せてゆく
そんな世界を知って
今も尚この身体だけは
取り残された光として
不器用に動いた口と
僅かに震えた指先
助けを求める行為にしては
余りにもちっぽけで
侵食に苦しむ僕と
侵食を避ける彼らに
思考の違いはわからないだろう
余りにも残酷で
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