|
|
|
歌は響き渡るこの空に、貴女が為に
|
作詞 ドクダミ |
|
誰かが為に 黒を走らせて綴ったこの歌も
時の流れに触れない過去へ置いてけぼり
深夜帯はとてつもなく静か
僕が見つけたんだ その綺麗さを
最近は物騒な世の中だね
君は知ってたんだ……その真実を
塗り潰したような汚い文字が織り成した
普段使わないようなフレーズが沁みるよ
貴女が為に いつも試行錯誤してたあの頃も
何か見出したんだね 突然閃いたんだ
その眩さに閉じた瞳、瞼の裏、思い出す
時の流れに沿って辿り着いた頭の中
何度もきっかけ掴めずに
投げ出した未完成な羽も翼も、
恥ずかしさ余って振り返るのも嫌なくらいに僕は今、
飛翔を始めました。
貴女はきっと この旋律を聴きながら何処かで
僕の背中を感じながら笑えるはずだから
そんな妄想、片隅に抱きながら張り上げた
喉が震えているこの瞬間 届きますように
再会を待つ2人の感情が導いた答えは――
繋がったのは掌じゃなくてこれだったんだ
|
|
|