|
|
|
娼婦
|
作詞 ドクダミ |
|
今更気付いたことが1つだけあるんだ。
「君は何でいつもそんな顔して傍にいるの?」
志半ばで君に逃げた弱虫が、
こんな事ばかり並べてもしょうがないのだけど……
今宵も――
踊る。
それだけで安らぐような麻薬みたいな感覚。
歌う。
何も知らない、あどけない面影を残したまま。
君はただ首傾げていつも通り笑う。
それは他の誰かにも向ける笑顔――
そうだろ?
終わる。
何も無しに突然訪れる夜明けに、
見える――
真実、思惑、全部君の思い通りになる。
答えの無い沈黙に時間だけが上乗せ。
「ねえ、答えてくれないか?」詰め寄って、なのに君は。
何食わぬ表情でさ、本業のスマイル。
切ないよ、苦しいよ、距離感すらも上乗せ。
|
|
|