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階段少女
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作詞 ドクダミ |
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波打つ崖の上には 大樹と腐りかけた鞦韆
海の上を飛ぶ感覚に少女は取り憑かれた
少女の瞳の中は 空と海と雲と鳥と
いつからか其処に存在していた白い板だけ
一漕ぎと、二漕ぎと、重ねていくうちに
一枚の白い板は不安定に積まれて
崖の先端に在った 板は無数に斜めに伸びてゆき
階段のように空へと続いているのかも
一漕ぎ、二漕ぎと、時間だけを刻む
幾億の白い板は徐々に思惑になって
空が青い内に 振り子止めた少女
恐る恐る踏み出した右足は板の上
無風を狙っては 歩みだした少女
やがて脳裏に浮かぶ 一つの可能性
空が黒く染まり 目を閉じた少女
その夢の中にいた "私が笑ってる"
夜風に打たれても 靡かない少女
やがて結末迎える 天使は羽ばたいた
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