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祭壇の少女
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作詞 ドクダミ |
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星すら見渡せた夜が
少女にとって最期の夏
ゆっくりと始まった 振袖のざわめき
左手の林檎飴 あどけない歯の跡
結んだ髪を隠すかのよう
縛りついた 仮初の笑顔
それを残して 逃げた2人を
ずっと追って 行きたかった
ぼんやりと揺れていた 母親の涙で
指に括りつけた 水風船が割れた
花火の音が 聞こえない程
永久の迷子 泣き続けた
それを残して 逃げた2人と
ずっと沿って 生きたかった
願いを込めて 堕ちてゆくなら
一つ、叶わぬ 祈っても
それを見捨てて 消えた2人は
今も傷と 往きたがった
星すら見渡せた夜は
少女にとって最初の事
夢にも思わなかった
少女にとって最期の夏
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