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傷蕾
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作詞 ドクダミ |
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紅く咲いた花の一片 しがみつく涙振り落とせない
時が流し落としてくれても 強くはなれない
君の傷が開くのは
忘れた白線の続き
自分だけが走れずに
思い出すこともあるから
生き急ぐ故の失速
時計の休息が恋しく
ざわめく夜に瞳閉じて 一回でも越えた事があるだろうか?
透明な雫に閉じ込めた 後姿、遠く
あの日の空はもう来ない
紅く染める花の向く先 傷から零れた痛みの理由
幼い君を誘発した 滴りの血が悲しく
開かぬ自分の花を見つめて 本当の弱さに気付いた頃
蕾だった声も言葉も 彩り始める
ああ 動き出した僕だけの時間 自由の果てから飛び立てるかな
もう二度と忘れる事は無いだろう 痕は土へと
君の花が開くのは
歩いた果無の途中
ベールの中分け合った
思い出と共に咲かそう
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