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The world end compass
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作詞 しゃるろって |
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偽善だけ並べられた線路、脱線した負け組。
イヤホンを両耳に付けて、現実逃避した気分?
人生たった一度きり。好きなことしたっていいじゃない?
そう言った負け組は、自ら線路から抜けていった。
右手に壊れた羅針盤 いつもこいつの言う通りに
まっすぐ進んだ気だった。
気が付いたころには 線路から外れていた。
もう手遅れかな?
一本の線路。脱線したら
「社会のゴミクズ」
あぁ 縛られた世界。 翼を広げて逃げていきたい。
あぁ 所詮こんなモンだったんだ。 消えてしまいたい。
負け組は呟いた。
――こんな世界消えればいいのに。
壊れて何年経った羅針盤。わからない方向へ導いていく。
その先に何があるなんて知らずに、僕は歩き続けた。
「線路に戻ろう?」なんて言われても 戻れるわけないじゃない。
戻る道のりなんて 覚えてるわけがない。
それくらい 歩き続けてしまった。
羅針盤が導いた道を 歩き続けてった
そしたらその先に 一つの答えが見えた。
「この世界を 君の手で消しちゃいましょう。」
そう囁く、黒い影。
壊れた羅針盤が 全てを消す力に変わった気がした。
もう戻れない 他に手段はない。
「こんな世界 消しちゃう方がいいよね?」
そう呟いた、長い影。
あぁ 腐り果てた世界。 この手で全てリセットしてやりたい。
あぁ 所詮こんなモンだったんだ。 僕が新しく作ってしまおう。
負け組は呟いた。
――これでホントに救われる?
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