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黒き世界と少年
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作詞 しゃるろって |
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聞こえる。
四方八方から。
僕の脳内の奥深くまで。
響く、煩(うるさ)い声。
あの日、僕は堕ちていった。
何もかも、全て失った。
あの日、僕は壊れていった。
もう何も、失うものはない。
あの日から、どれくらいたった?
もう、わけわかんないよ。
何もかもが 黒く見えて
僕はその黒の 海に堕ちてく
奴らがそれを 笑ってたんだ
堕ちる姿を 笑っていたんだ
それでも僕は 泣きながらも
黒の海で もがきつづけた
それでも僕は 敵わなくて
全ての黒に 飲まれてった
死にたい。
四方八方から。
僕自身を追い込み続ける。
辛い、腐った社会。
あの日、僕は堕ちていった。
この世の全てに飲まれてった。
あの日、僕は壊れていった。
この世の全てに襲われて。
あの日、僕は何を間違えた?
もう、何も思い出せないよ。
全ての黒に 僕は飲み込まれ
僕は更に 深く沈んでった
優しかった人も 見えなくなって
かなり深い所 助けは来ない
それでも僕は 泣きながらも
生き延びるため もがいてった
それでも僕は 勝てなくて
深い海の奥底に 飲まれてった
あの日、僕は見失った――
よくわからない、何かを――
それでも僕は 泣きながらも
黒の海で もがきつづけた
それでも僕は 敵わなくて
全ての黒に 飲まれてった
もう助けは 来なかった
最後に僕だけ 最期を迎え
社会は僕を 忘れていき
僕という物語は
――終わった
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