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呪い
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作詞 クロコ |
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名残惜しい世界を 除くために出てきた
消えた街を眺めて 「ここはどこ?」と呟く
消える気などなかった むしろ生きていたかった
街と俺を消し去り 逃げたヤツは何処へと
恨む気になったのは 異界へ消えたすぐで
呪う気になったのは もう少し後の話
ヤツを呪い殺して すぐに家に帰ろう
ヤツが放つデカイ弾の光を浴び立ち尽くす
逃げる気になれなかったのは誰かを守るため?
命が消え街が壊れ涙さえ吹き飛ばす
それでも立ち尽くす俺のその眼に何が見えた?
あまりにも美しく 笑顔の光る女と
強くなると誓った 可愛らしい子供とで
幸せに暮らしてた あの時を思い出し
涙堪え歩いた 消えた街を歩いた
ふと我に返ると ヤツの顔が浮かんだ
拳強く握ると 消えた街を走った
ヤツを恨み殺して また三人で暮らそう
強く逞しい姿でヤツを目指し走った
居場所など知らないけれどヤツを目指し走った
海を渡り国を超え目指すものへと走った
どこまでも走る俺のその眼には何が見えた?
奇跡だけを願った 神に強く願った
異界には神はいた 強く優しい神だ
見覚えのある姿 醜い後姿
奇跡が起きヤツに会えたヤツに俺は見えない
だけど見てる俺を見てるヤツに俺は見えてる
ヤツは小さく笑う ヤツの死はすぐそこだ
空高く舞い上がり神の手の平の上へと
神と共にヤツは消えた俺を見つめて消えた
神はヤツに罰を与えこの世から消し去った
ヤツは最期にこう言った「呪いたければ呪え」
人は人を呪えない この世でも異界でも
異界に二人がいる すぐに家に帰ろう
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