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lust requiem
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作詞 柿の樹 |
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lust requiem
作詞:柿の樹(奥村 剛)
欲望に濡れた深い傷をさらけ出して
青い月の満ちてゆく様を見ている
重ならない声は矛盾した世界
乾いた雨は痛みに嘆く人々の血
この腕を霞む手で
流れる過去から引き上げて
聴こえるその歌が崩れてしまいそう
煌めくあの星も黒くなってゆく
夜明けに漂う夢さえも過ちの海に落ちて
廃墟のような街でレクイエムだけが流れる
忘れたくはない 鮮やかな日常
瞳の中の歪んだ視線を定め
壊れたパズル、手探りで合わせている
痛みのない絶望なんてない
かすれた声は行き着く場所をなくす
あの夢を君の目で
白く染まる様を見定めて
孤独な欲望に溺れてしまいそう
差し込む月光(つきびかり)も意味をもたない
夜明けに漂う夢さえも過ちの海に落ちて
廃墟のような街でレクイエムだけが流れる
失いたくはない 穏やかな時間
霞んだその声も僕には届かない
無慈悲な日常にさえぎられている
夜明けに漂う夢さえも硝子の様に砕ける
朝を蝕む欲望を身が朽ちぬのなら止めよう
穏やかな時間 鮮やかな日常
全ては無くてはならない者
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