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友情記録
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作詞 柿の樹 |
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ノックの音が部屋に響く 尋ねてきたのはお前だった
オイまだ朝は早いだろうオレは今起きたばかりなんだ
「いいから一緒について来て」
俺の手をグイグイ引っ張って見慣れた道を駆け抜けて
やがて広い丘にたどり着いた
そうかこの景色を見せたかったのか
遥か向こうの地平線から燃える様な日の出が見えた
俺たちを照らしてる それはお前の暖かさにも思えて嬉しかったよ
何かが割れる音がした キッチンでガシャンと音がした
繊細そうなお前の手からグラスが滑り落ちた
おい手から血が出てるじゃないか
「いいから一緒について来い」お前をグイグイ引っ張って
病院まで駆けていった
「お前が怪我してるのなんて見たかない」
いつもの病院に着いた診察室までお前を連れて行く
先生早く治療してくれ こいつの怪我、見たくないから出来るだけ早く
あの日の出の日からどれくらい経ったろう?
お前が怪我してからどれくらい経ったろう?
そんなことを考える俺
でも、今はお前の元気な姿だけを見ておきたい
付き合い始めて2年目 お前はちっとも変わらない
もちろん元気なところも、そのおっちょこちょいなとこも
今ではお前のその笑顔
数倍にも感じられる、俺も倍の明るい雰囲気で返す
嗚呼、平和だな
時間も今まで以上に穏やかだ
俺はお前を抱きしめる、腕の中でもがいているお前
お前のその愛くるしさは 俺の今まで以上に感じられた
俺に笑顔を向ける君 その頬に軽く口付けをする
真っ赤になっているお前を見て一つ、また一つ笑った
どさくさにまぎれてこういった
「大好きだよ、今までありがとうな・・・。」
そのあとにまた二人で笑った
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