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ブラックアウト
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作詞 柿の樹 |
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溶けだす想いと映しだした未来のビジョン
弾けては逃げるように消えていく
粘つくようなドロっとした空気の層
群像の街並みに蔓延していく
塗りつぶしていくんだ
掻き消すように、否定するように
「それ」は広がっていくけど
僕を避けるように、世界が裂けるように
真っ黒は広がってやがて僕も消えるんだよ
でも、誰か覚えていて欲しい
そこに僕がいたことを
現実の消費、幻想が逃避、妄想の台頭
今は消滅して過去になって
見えない理想が未来になった
何を形作るわけでもなく
人類の欲望が現実を埋めた
掻き消すように、否定するように
「それ」は広がっていくけど
今を削るように、未来が溶けるように
真っ黒は広がってやがて世界が消えるんだよ
誰も覚えていない
誰も知りもしない
何があったのかを
誰も知らない
君も知らない
僕がいたことも
だから、誰か覚えていて欲しい
ここに僕がいたことを
でも、かき消えてしまいそうな
僕の憂いが世界を駆けた
「それ」と溶け合って真っ黒になった
僕が消えた
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