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君がいないシート
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作詞 kei mito |
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昨日まで君が座っていた 車の隣のシート
今日からはポツリ空いたまま 隣がやけに広すぎる
君が欲しがって買った クラシカルミニクーパー
海を見に行くと はしゃいでた 子供のようだったね
些細な気持ちのすれ違い 初めは小さな溝だった
それを埋めないで 気にもしなかった 僕は馬鹿者だね
どうして君が出ていくのを 止めようとしなかったんだろう
何度も君が振り返り 何かを求めてたのに どうして無視したんだろう
疲れた体をシートに埋め ゆっくりエンジンをかける
君が行きたがってた 海に向かって 車を滑らせていく
開け放された車の窓から 吹き込む風の中
心地良さそうな君の幻 何度も見たような気がした
エンジン音が胸に響く クラシカルミニクーパー
潮の香りに 君を想い 切なくなってしまった
本当は別れたくなかったよ 解っていたのにどうして
言葉にしないで 背を向けていた 僕は馬鹿者だね
どうして君が出ていくのを 止めようとしなかったんだろう
ドアが閉まる音を 遠ざかる君の足音を どうして無視したんだろう
疲れた心をシートに埋め 静かにエンジンを止めて
君と来れば良かったと 海に向かって 大声で泣き続けた
どうして君が出ていくのを 止めようとしなかったんだろう
何度も君が振り返り 何かを求めてたのに どうして無視したんだろう
疲れた体をシートに戻し ゆっくりエンジンをかける
君はもういないんだよね 海を後にして 車を走らせていく
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