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8月の夜
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作詞 こまちおねえさん |
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甘やかされるのが好きだった
髪を褒められるのが好きだった
あなたはそれを知らないでしょう
あなたはそれを知らないでしょう
割と嫉妬深いほうだった
リードされるのが好きだった
あなたはそれを知らないでしょう
あなたはそれを知らないでしょう
歯が浮くような台詞は海に捨てた
憧れの4℃も海に捨てた
下手くそな字を見てるのを
右か左かを決めるのを
どこかで見たようなTシャツを抱き締めるのを
嬉しく思うときがきた
お世辞の言えない口を
硬い髪を
素直な頬を
愛しく思うときがきた
甘やかされるより優しくされるほうが
髪を褒められるより触れられるほうが
好きになれる気がする、と
嫉妬するより映画を見るほうが
リードされるより手を繋ぐほうが
好きになれる気がする、と
根拠もなく飛べるような
朝がこないような
月が割れるような
そんな8月の夜
そんな8月の夜
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