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光の宴
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作詞 逝蝣(ゆゆ) |
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月夜の晩の頃合に
見初められし乙女が独り
悲しげに泣いて居たそうだ
乙女は仕切りに「月が哀しいのです。」と云う
小夜の清き頃合に
髪結いされし乙女が独り
切なげに俯いて居たそうだ
乙女は仕切りに「風が寂しいのです。」と云う
暁が訪れ地平線が白み始めた頃合のこと、
塞ぎ込んだ乙女はようやく微笑んだそうだ
「私は明るい空が好き。」と云う
「私は月の照る夜が好きだが。」と云うと
おもむろに盃を手にとって
「日光と月光の出会いに乾杯致しましょう。」と云ったそうだ
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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