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白への軌跡
作詞 工工声
この瞳にはじめて映した
世界は何色だったかな?
飛び込んできた光の雨を
受けとめ染めてきた記憶たち

すれ違う人たちに教わってきた
いくつもある感情の使い方
嘘偽りじゃないこの想いだけど
あの日の光には雲がかかっている

いつからか笑い顔を忘れ
泣き顔も人の陰に隠れていた…
どうしてだろう?
産まれたばかりの僕らきっと
目映い表情をしていたんだろう
染まっていない真っ白な心で

あれだけ時間をかけながら
僕らは大人になったのに
落としてきた色の足跡を
昨日の分まで覚えていない

そびえ立つ壁や坂道の人生で
何度も塗りかえてきたこの心
上手に混ざりきっていないから
素直に生きることが難しいのだと

真夜中の黒い空に ひとり叫んでいた…

自分で自分を責めてみても
色褪せてしまうだけの心ひとつ
さみしいだけ…
鮮やかに染まりたいと思って
何かを探し続けたその行方は
濁っている…

いつからか笑い顔を忘れ
泣き顔も人の陰に隠れていた…
どうしてだろう?
何にも染まっていなかった日々に
何よりも自由だったあの日々に
もう一度帰ろう…もう一度帰ろう…

この瞳にはじめて映した
世界は何色だったかな?
きっといまの僕らの色には
真っ白だったあの日の記憶が

いまも眠っている

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 白への軌跡
公開日 2015/11/09
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント ある機会に、あかちゃんと触れ合う、そんな機会をいただきました。あかちゃんは笑うも怒るも泣くもすねるも、その感情をまっすぐに発信します。いまの私たちはどうでしょう。感情を捻じ曲げ、ときには隠し、まるで私欲利用をしているみたいです。素直に生きることの素晴らしさを、いま一度思い出して書いた歌詞です。
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