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鐘霞む
作詞 工工声
心に宿した僕らの種は
笑顔の陽を今日までその身に浴び続けてきた
時には涙の雨にも打たれ
寒さに耐える中でそれを力に変えていった

伸ばした枝葉の掌で どんな果実を手にしたのかな?
どこからか優しく運ばれた 風に花の香りを乗せよう

鐘の音があの風を彩って 僕らの背中を押してくれた
響かせた鐘一つ二つは きみからの声援の響きでした
来し方行く末を思わせる春空でした
鐘の音を霞ませるどこまでも優しい春空でした

思い出の影を映すはなびら
色褪せながら静かに散って土へ還っていく
咲いた地でさよならが言えるなら
きみと別れた間には優しさが芽吹いている

そしてまたこの場所から遠く 夢包んだ綿毛飛ばして
新しく萌した世界で 僕らだけの一輪花を咲かせよう

当て所なく彷徨う日々の中も 僕らは羅針盤を信じて
あの頂き目指し舞いあがる 淀みない光浴び輝くため
道なき道の上しるべとなる花を咲かせて
きみが待つ明日へと続いている道の上に花を咲かせて

風にたなびく名も無き花 春の香りを運ばせた風
風にたなびく鐘の響き 春の香りで霞んだ空

鐘の音があの風を彩って 僕らの背中を押してくれた
響かせた鐘一つ二つは きみからの声援の響きでした
来し方行く末を思わせる春空でした
鐘の音を霞ませるどこまでも優しい春空でした
鐘の音を霞ませた冴返る優しい春空でした

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 鐘霞む
公開日 2015/11/09
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント 卒業の歌です。『鐘霞む』とは春の季語で、学び舎の鐘の音が霞んで聞こえるほど、春霞が立ち込めているといった言葉です。
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