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こな雪のダイアリー
作詞 工工声
幸せそうな人に寄り添えば
温もりが胸にそっと生まれて
悲しんでいる人に寄り添えば
それもまた温もりが生まれて

おなじ溶けるにしてみても
『誰かから』と『誰かへと』じゃ
まるで違って感じると胸の温もり確かめて…

あの樹の、あの最後の、一枚の木の葉が
凍えながらその生命を揮わせる姿に応えたくて
この身を溶かしてでも伝わせた涙が
君の胸に注げるなら春を待つ愛が芽吹くでしょう

ひなたに呼ばれ仰いだ空は
春に水色を混ぜたみたいで
暖かさ、ひとひら、ふたひら、と
風に抱かれて運ばれてくる

透き通るような真っ白に
君の心の奥深く染めあげた雪の粒子は
ささやかな記憶のかけら

『想い出』積み重ねて、少しずつ溶けていく
指のすきまから流れて、冷たさだけを残していく
春色が好きだった、温もりを求めていた
草や花が咲いた土にきっと『想い出』が眠っている

生命の息吹は僕らの世界を等しく廻って
遠くで待っている君にも届くと教えてくれたね
雪から雨へと風から光へ雲までのぼって
僕にも君にもつながる心がそこには在るはず…

明日も明後日もなにも変わらない日々を
迎えるだけ、ただそれだけ、その瞬間を見つめたくて

あの樹の、あの最後の、一枚の木の葉が
凍えながらその生命を揮わせる姿に応えたくて
この身を溶かしてでも伝わせた涙が
君の胸に注げるなら春を待つ愛が芽吹くでしょう

この身を溶かしてでも伝わせた涙が
君の胸に注げるなら春を待つ愛が芽吹くでしょう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル こな雪のダイアリー
公開日 2015/11/09
ジャンル ロック
カテゴリ
コメント 今にも枝から途切れそうに風に煽られて、がんばっている葉っぱがあります。人も同じです。いまいるその足元から崩れ落ちそうになる時もありますが、踏ん張って、堪え切って、花咲く春を迎えるのです。
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