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欠片
作詞 エフ
現実の刃が心を切り裂いたとき
僕はただ立ち尽くすことしかできなかった
とめどなく溢れ出てくる感情は
何一つ形にならずに 霞と消えた

伝えたい、伝えたい、伝えたい、伝えたくない
言の葉はあの日枯れて消え去り
この口から零れるひとつひとつのなんと力無いことか
百万の言の葉は無力なまま
今、僕は歩き始めた 何も語ることはない

向かい風の中を、ゆらぎ続ける地面を
踏み固めるように前へ進めば足りないものが
もしかして、いつの日か、瞳を揺らしながら今日を生きる
それしか選ばなかった それを選んだ

届いて、届いて、届いて、届かないで
遥か彼方で泣きながら笑う大切な人
何も言わない 何も求めない 心に沿わない覚悟を
だからただ僕を傍においてほしい
今、求めるままにここに 何も語ることはない

新緑が芽吹き、散り、肥やしとなって新たな命になるように
拙い想いはやがて巡り来る明日の日に降り積もる

伝えたい、伝えたい、伝えたい、伝えたくない
届いて、届いて、届いて、届かないで
百万の言の葉 切り刻まれた心の断片を
風に散らして天を仰いだ 何も語ることはない

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 欠片
公開日 2012/06/16
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 百万の言の葉は無力なまま
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