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君の手
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作詞 S |
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僕が初めて触れたのはお母さんの手
いつもどこか連れてってくれたおばあちゃんの手
遊んでくれていたのはお姉ちゃんの手
そして今は君の手…
心の中で泣いていた日も
新しいものに恐れていた日も
今ここにあるひとつの幸せが
綺麗に消し去っていく
君の小さな手が
僕の半分もない小さな手が
ぎゅっと静かに
僕の袖を掴むんだ
恥ずかしくなって避けていたお父さんの顔
閉じてるかもわからなかったおじいちゃんの目
いつか追い越したかったお兄ちゃんの背
だけど今は君だけ…
聞こえてくる君の泣き声が
だんだん遠くなるように思えて
それが時の流れだということを
自分に言い聞かせる
君の細い腕が
小枝のように儚く細い腕が
ずっとやさしく
僕の脚にからんでくる
あなたのようにはできないけど
僕には僕の愛し方がある
たとえ何が降りかかってきても
守るんだ 君を
君の小さな手が
僕の半分もない小さな手が
ぎゅっと静かに
僕の袖を掴むから
君のその命は
僕の何倍も生きる命は
きっと笑ってる
ただそれだけ
それだけでいい
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