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二重奏
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作詞 ゆず* |
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心に流れてくるメロディは あまりにも綺麗すぎて
僕にはハモることさえできない
純粋無垢な君の音が 汚されるんじゃないかって
そう思ったんだ
遠くから見ていたときは
ただただ眩しくて
隣に行きたいって あんなにも願っていたのに
このままただ欲望のままに
抱きしめてしまったら
君を簡単に壊してしまう
それを知った今の僕は
その光に触れないまま
自らこの手を解こう
迷いながら出してみた音は あまりにも濁っていて
君の声なんて掻き消してしまう
暗い暗いこの旋律は 君の音と交わることはできないんだって
そう思ったんだ
近づいた喜びよりも
ただただ眩しすぎて
望んでいたこの場所が こんなにも苦しかったなんて
このままただ欲望のままに
君を見つめていたとしたら
この瞳は焼けてしまうから
それを知った君はそう
大丈夫、大丈夫だからって
優しく手を差し伸べるから
初めての温かさから
ただただ逃げたくて
暗闇へと帰ろうとすると あの澄んだ歌声が聴こえてくるんだ
このままただ欲望のままに
君を抱きしめてもいいのかな?
伸ばした手は震えているけど
それを知って今君は
温かく心地よい旋律を奏で
この手にそっと触れるんだ
少しずつ僕は声を出した
その旋律にのせるように
交わっていくその音が
僕らに優しい笑顔をくれた
僕に愛を教えてくれた
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