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飼い猫マスカレード
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作詞 ほつま |
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錆びた夕陽に向かう
伏し目がちな視線を
流し流してシャドー
匂い立つ街の外れに
誘い誘われネオン
暗い森を抜ければ
化かし化かされディーラー
私に色付く
出処を探るのはよしてよ
甘い手招きするりと躱し
一つ 目配せくれれば全て言いなり
ルージュにオールイン
愛の台詞はみんな火煙
蜃気楼すら機敏に嗅ぎ分けて
被るわ 飼い猫マスカレード
帰るお家はあるの
みなしごの声色で
黒いミンクに隠す
孤独のフレーバー
星が廻る箱庭
小馬鹿にされたような
長い物に巻かれて
優しさに堕ちてゆきそうな
めくるめくればキネマ
数字合わせの運命
さあさ仕上げよディーラー
私が上がるわ
ここで賭けても馬鹿を見るだけ
嘘の匂いにゃ滅法強い
何がほんとの愛とか知った口して
語るに堕ちてく
両の眼にさえ映ればいいの
都合良さげな男を嗅ぎ分けて
被るわ 飼い猫マスカレード
この世には無いような
ふらり あざとい仕草
だけど隠し切れない
涙のフレーバー
粋なサングラス取ってみれば
いやだ、何だかごめんあそばせ
一度剥がれてしまえば
情けないほど青い香りね
なにも知らない瞳のままで
茂み手探りようやく嗅ぎ分けて
被るは卑しいマスカレード
帰るお家はあるの
みなしごの声色で
黒いミンクに隠す
孤独のフレーバー
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