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冬陽炎
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作詞 ほつま |
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ねずみ色の雲が 形変え 流れてく
届かずにもどかしくて もう 戻れない
秋に落ちた葉は 音を立て 割れてゆく
ちりぢりに水面の上 漂っている
寒空に張り付いた 真っ白い太陽は
近くも遠巻きに見つめる 淡い 冬陽炎
手ぬぐいさえも越えた 凍みるような吐息と
かじかむ想い引きずり そっと胸に忍ばす
紅茶色の泉 沈んでる 枯れた枝
覇気もなく柔らかくて 嗚呼 崩れてく
いつも通りには できていた つもりでも
足音が上手いこと 響いていない
なぜ雪は太陽に 溶けずに降るのだろう
輪郭 辿るしかできない 淡い 冬陽炎
似たような影を追い 戻れなくなっても
埋もれてしまえばいい ふっと胸をかすめた
寒空に張り付いた 真っ白い太陽は
近くも遠巻きに見つめる 淡い 冬陽炎
手ぬぐいさえも越えた 凍みるような吐息と
かじかむ想い引きずり そっと胸に忍ばす
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