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クライムとペナルティ
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作詞 ほつま |
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遥か広がる草原 長閑な陽ざし
向日葵のような笑顔 隣には君がいた
豊かではないけれど 幸せな日々
未来もないけれど それでもよかった
忍び寄る影 夜の静寂(しじま)
罪なんてもの この町にはない
たった一人の護るべきもの
それさえも奪われて
聖刻浮かぶ 額を押さえ
流れ出る血に吼えた
罪を裁ける権限 過激な行使
自由が売りの町には 鋭い目が光る
名付けられた『夜の執行者(マスター)』
罰なんてもの 造作もないと
たった一人の裁けないもの
しがないただの牧師
その尊さに聖刻疼き
禁忌に溺れてゆく
白濁に犯されて 失われた聖刻
幸せが欲しかっただけなのに──
たった一夜の浮世の夢も
許されない現実
裁かれる側 意図もせず立ち
見せしめの断頭台
たった一粒 世界で一人
貴方だけが流れ星
悔いも懺悔も山積みのまま
紅い飛沫が舞った
生まれ落ちた日から
彼等しか愛せなかった
穿たれることにも
罪悪感を抱きながら
未来がない それだけで
充分な罰なのに…
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