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僕の君の虹
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作詞 ほつま |
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冷たい雨に誘われて
透明な傘を広げる
入れ替えの利かない空は
透明な傷に泣いてた
真ん中にある緑の葉
黄色と青に挟まれて
流れ落ちてる幸せと
透明な傷に泣いてた
もう一度だけ あと一度だけ
光を乱反射させてください
一筋の天使のハシゴを見上げて
七色のアーチを空に描く
たったそれだけなのに心が揺れて
カラフルなボールペン探して歩く
「落ち込む顔は君に似合わないよ」
端っこの紫がほほ笑む
傘をたたんで飛びこした
透明な浅い水たまり
それでもハネたその染みに
透明な君も笑うかな?
もう一度だけ あと一度だけ
空を笑顔にできたらいいのにな
変わらない頭の中の消しゴム
消したくない記憶をわざと消した
オレンジ色のあたたかい光が揺れて
最期の最後には瞬き消えた
いつ見ても遠くて 気付けばもういない
君の足元には何があるの?
近付かない距離 埋まらないスキマ
君は虹みたいに輝いてる
笑ってくれるだけで幸せだよ
いつまでも真っ赤な夕日を見つめて
やがて染まる藍を頭に描く
窓ごしの風景が雫に揺れて
一人ぼっちのベッド 影が伸びる
透明なんて ほんとはないんだ
大好きだった君はもういない
「さよならだって ほんとはないんだ」
またね──七色の君がほほ笑む
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