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マスカレード
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作詞 ほつま |
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ずっと思っていた そんなもの被りたくなかった
自分が消えてしまう気がして でも外せなくて
貴方はどこにいるの? 手探りでさがした
私はどこにいるの? 誰にも見つけられず
ずっと思っていた そんなもの見たくもなかった
屋敷中の鏡を壊して 高らかに笑うの
現実なんて、まやかしだわ──
幽玄の月 深淵の焔
空と心 焦がしてく
照らし出された醜い本能
仮面だけじゃ 隠せない
そんなことわかってたのに…
きっと気付いてた それなのに気付かないフリした
ピースの足りないパズルの中で 私もがいてた
光はどこにあるの? 途方に暮れながら
心はどこにあるの? 誰にも答えられず
秋霜の花 烈日の風
閉ざした胸 あざ笑い
解き明かされた半端な覚悟も
仮面だけじゃ 隠せない
そんなことわかってたのに…
貴方を想う 禁忌を犯し
目も当てられぬ 顔(かんばせ)になり
迷いの森の 切り株の上
狂ったように 踊り続ける
一目だけ、ただ一目だけ
貴方を目に入れられたら──
ずっと思っていた きっと気付いてた
白馬の王子様なんて この世にいないのだと
秋霜の月 烈日の焔
身も心も焼き切られ
やっと倒れた その暁に
涙が星に 昇ってく
幽玄の花 深淵の風
優しい光 包まれて
大好きだった貴方のぬくもり
仮面だけで 思い出せる
ずっと思っていた きっと、気付いてた
仮面だけが、私の王子様だと──。
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