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vacua
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作詞 ダウト |
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必要に駆られて 犬掻きをしていた
真実はただ 漂うだけの
芥だった
張り裂けそうな心は妄想
失いを失くして 一人きりを捨てて
窓から見下ろす群像は まるで蟻のよう
零の欠落
落ちては泡沫と成りにけり
風鈴の一鳴き 刹那
総ては一つに染まる
呼吸すら忘れて 意味だけを探した
真実はただ 漂うだけの
芥だった
伸ばした掌 透けて天が見える
解の無い証明 間に合わせの審理
窓に映っている無表情 それが有りの侭
零時零分零々秒 其処に僕は生まれついた
零時零分零々秒 針が重なり時計は死ぬ
零時零分零々秒 無から有が出づる矛盾
其処は本当に在るのか
僕は本当に在るのか
零の欠落
空の箱庭で泣いている
少年を侵して捨てた
零の欠落
落ちては泡沫と成りにけり
風鈴の一鳴き 刹那
総ては一つに染まる
染まる
涙 染まる
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