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傘
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作詞 ヤキ |
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急に降り出してきた雨 凌ぐ場所はない
傘を持ち合わせていない 独り無碍(むげ)に浮く
微量の音 耳に届く
次第に風も吹いてく
何も出来ない嵐の中 蓋をするのはドアだけ
雫舞い降りては注いだ 黄昏も飲み込むほどに
それは坦々と突き抜けてく 指と指の間を
染みる空席と靴の隙間 独り無我夢中
直そうと 脱いだ頃
次第に風もおさまり
何も出来ないまま終わってく 誰の役にも立たずに
雫乾き蒸発し消え 紫色の空へと変わる
濡れた歩道 ぬかるみつつ
止め処なくまた 歩いた
何も出来ない嵐の中 蓋をするのはドアだけ
雫舞い降りては注いだ 黄昏も飲み込むほどに
何も出来ないまま終わってく 誰の役にも立たずに
雫乾き蒸発し消え 紫色の空へと変わる
急な雨に襲われても 逃げる準備怠らず
傘を持ち合わせていないなら 誰かの傘下へ
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