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夏祭り
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作詞 桜井 萌奈 |
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”明日も厳しい残暑が続くでしょう”
キャスターが言った
夜になると少し涼しい風が吹いて
街の音に耳を澄ました
近くの公園では夏祭りの真最中で
花火の音が響く
私は涼しげな水色の浴衣を着て
あなたを待った
並べられた屋台の前を
あなたと歩くだけで幸せだったの
今日のことはきっと忘れない
ひと夏の夢のようで
あなたのその手を確かめようとした
いつも下ろしている髪をアップにして
あなたの視線を感じる
薄暗いからきっと私の欠点も見えないよね?
綺麗なところだけ見ていて欲しいの
イライラしてしまうのは嫉妬してるんじゃなくて
あなたが遠く感じるから
女なら誰でもいい訳じゃないなんて分かってる
それでも考えてしまうの
だからずっとこのままでいて
わたあめを食べながら
ベタベタになった唇にキスをされる
とっても甘い味がするよって
それは恋の味なのかもしれないよ?
ぼんやりと揺らめく提灯の灯かり
ベンチに座って目を瞑ってみる
はしゃぐ子供たちに盆踊り
明日もまた暑い夏が続くんだろうな
来年もきっと変わらないこのお祭りに
またあなたと一緒に来れたらいいな
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