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終点
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作詞 桜井 萌奈 |
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車のドアを開いてあの人は言った
”名残惜しいくらいがちょうどいいよ”
本当は早く帰りたかっただけでしょ
車のドアを閉めて私は言った
”最後にキスして”
好きでもない人にするような
そんな嫌なキスしたくない
ちょっとくらい優しくしてくれたっていいじゃない
最後くらい大目に見てくれたっていいじゃない
適当な態度
しらけた目
なんて最悪なお別れでしょう
あなたって上手にウソもつけないの?
無言で降りた
”じゃぁまた今度ね”
今度なんて曖昧なこと言っちゃって
これで最後にせずに
また都合のいい時に呼び出す気なの?
瞬きをせずにいたら
目から涙が滲んだ
無償に悔しくなって
電柱を蹴ったら足にアザが出来た
こんな時って悪いことしか起きないのよね
いま頃事故ってなければいいけれど
いつだったかあの人は言った
”絶対に捨てたりしないよ”
こんな馬鹿みたいなウソばっかりついて
いつだったか私は言った
”もしウソついたら何していい?”
私の唇を塞いでから耳元で
”刺し殺していいよ”
あまい声
それに落ちたんだったっけ
あの頃みたいに優しくしてくれたっていいじゃない
最後くらい大目に見てくれたっていいじゃない
適当な態度
しらけた目
なんて最悪なお別れでしょう
あなたって上手なお芝居も出来ないの?
あの人は
落としてしまった女になんの用もないのでしょう
過程を楽しむ人だから
瞬きをせずにいたら
目から涙が滲んだ
無償に悔しくなって
電柱を蹴ったら足にアザが出来た
こんな時って悪いことしか起きないのよね
いま頃後悔してなきゃいいけれど
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