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波
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作詞 琥珀閃 |
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暗い闇間に光る青き波よ
時に白波立てて 何を想うの
星の明かりに照らされて 頬を赤らめる君を僕は
この岬でそっと抱きしめるよ
空は陰り 星達はその姿を消して
僕ら二人の愛を邪魔しないかのように
深い闇に取り残された僕らは青き波に飲まれた
あぁ暗い崖の淵で 星も消えた空で
僕と君は今 白波にさらわれて
生と死の狭間 僕らに捧げる鎮魂歌がほんの少し聞こえた気がした
あぁ目を開けば そこに広がるは死の残映
意識を失った君はただ暗い底へと堕ちてゆき
その様(さま)はまるで冥府の主に飲まれてゆくようだった
あれから
目を覚ました僕はひとりきりだった
君もいない 誰も知らない ここは絶望の世界
何も知らない 誰も知らない ここは絶望の世界
僕に残されたものはただ一つ 絶望の波
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