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25号線
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作詞 ゆるふわペンギン |
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あの日君といた25号線
今は車の行き交う煙に消えて
あるはずもない25時の鐘が
僕らの時を奪い去ったんだ
あの日僕がいた25号線
赤い夕暮れに人が染まって
君の為の25の年が
僕と一緒に赤く染まった
煙をあげる廃品回収は
今日も声を枯らすのだろう
そんな風に回る毎日だ
確かな物など何もなかった
25号線で今も待っている
あの日残した言葉を信じて
錆びた金網にもたれかかって
パーカーを茶色く染め上げた
あの日涙を汲んだ25号線
青い快晴に心を痛めて
壁に描かれた25の数字が
二人の距離を遠ざけていたのか
コンビニのビニール袋は
今日も排気ガスと共に舞う
路地裏からの黒猫の視線や
道行く人の冷たい視線が
25号線で今も残っている
全ての嘘を本当に変えて
枯れた花束を持った僕を
マーカーで黒く塗りつぶした
知っていた全てが嘘だってこと
本当のことはどこにもないと
それでもこんな僕を愛してた
君に感謝と誓いの詩を
25号線で今も輝いている
あの日残した言葉を嗤って
スケッチブックに描いた君は
視界の中からいなくなった
25号線で今も待っている
空に手を上げて今も生きている
25階から見下ろす景色は
いつかは赤に染まるのだろう
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