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後ろを振り向くと少女が
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作詞 ((猫・x・舌)) |
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右足、さし足、忍び足
振り返るとそこには誰もいない
あるのは照らされてる光と
僕の影
右足、さし足、忍び足
よくある視線に恐怖心と共に
暗い夜道を歩く
僕と影
「何にもない」と言い聞かせ
「大丈夫だ」と安心させると
次に来たのが、絶望感
叫ぶ事も忘れし、倒れ
初めて君と出会ってしまった
首に青紫の首輪を付けて
「私、生きていますか?」
と脅された
首吊り見せかけ死んでいった
少女の霊が噂になっている
今はもう昔の話
過去の話
この近辺に出るんだよと
噂好きの生きた人間は
好奇心旺盛の
現在の話
許して欲しいと
逃げた僕は願うけれど
それは、もう遠い物語
行き場を失った蝶のように
檻の中に残されたままだけど
叶えられない願いでも
願う事は自由さ
今日も
この道を通りし、想い
初めて君と出会った事を思い出す
首に青紫の首輪を付けて
「私、生きていますか?」
と助けを求めた
今はもう忘れし、話に
今はもう現れない道を歩き
「正しい道に行けたかなぁ」
天(そら)に向かって呟く
今日も何処かで、夜道を歩く人
一人
また視線を感じて
後ろを振り向いた
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