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じゃあ僕が旅に出るとして
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作詞 BREMEN |
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じゃあ僕が旅に出るとして
かさばる荷物を 重たそうに
こんな長い長い道のうえ
引きずって歩くのは難しそうだ
一歩一歩踏みしめているつもり
だからこそ足は痛くなってしまって
些細なことは忘れながら
無理やりに地を蹴った
浮かんで消えるあの日ひとつ
要らぬと捨てては夢を見る
もらったもの一つずつを
気に入ったもの一つずつを
僕らはそっと両手に包む
大事に大事にしまいこむ
いずれそれを要らぬと言って
昨日のことと忘れきって
涙浮かべても 微笑んで
ぽーんと遥か遠くへ
いつか握った手を解いたとして
やさぐれた僕にかかる風は
こんな遠い遠い道の向こう
何かを告げるように吹きすさぶ
一期一会と確かめていたつもり
それがかえって靄(もや)かけた
瞳に写った最後の君
無理やりにドアを蹴った
沈んで浮かぶこの気持ち
取捨選択もできないまま
渡したもの一つずつを
気に入られたもの一つずつを
僕も一緒にしまい込む
君の笑顔を栞にして
いずれ違う 要らぬと言って
いつか忘れることにして
何もなかった顔をして
君は 遥か遠くへ
こんな長い長い道の上
こんな遠い遠い道の向こう
かさばる荷物をしょい込んで
大事に大事にしまい込む
ずっとそれを捨てられないまま
僕はきっと死んでしまうんだ
涙浮かべても 微笑んで
いつか 遥か遠くへ
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