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鞄に詰めて
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作詞 BREMEN |
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君宛に言葉を紡いでみる
大きくなりすぎで形にならず
何度も何度も書いては消して
あぁ またやり直しかなあ
今いるこの場所では
気付けないことが多すぎるや
伝えたいことはそのまま
君に届いたりしないから
そうだ、旅に出よう
過去も未来も鞄に詰めて
全部 全部 鞄に詰めて
素直になれない自分に向けて
空っぽな言い訳を考えるより
代わり映えのしない毎日を
自分なりに泳いでみよう
誰かが作った自分の価値を
受け入れることは出来ないんだ
そうだ、旅に出よう
あの詩を作ってしまうんだ
時に悲しみに明け暮れて
何もかも投げ出したくなる
誰も分かりっこない この夜に
どんな言葉を見つけるだろう
特別なことを歌えば きっと
素敵な気持ちになれる でも
どこか背伸びし続ける自分を
誰も気付くこともない夜を
冬の街灯の灯は
僕の寂しさを照らし出す
僕はここにいるんだ
一人で持ち切れない重さを
耐えて 耐えて 歩いている
寒さに凍える その指先を
包んで欲しいんだよ
愛され方ばかり教える世界で
僕は何を求めているんだろう
ありふれたことなど 要らないから
また鞄を持ち直すんだ
僕が手に持つこの鞄には
沢山 沢山 想いが詰まっている
宝物のガラクタや価値観とか
遠いあの日の思い出も
また何処かの街で僕らが
再び出逢うことがあったなら
いつかの詩を作り終えていよう
意味のない言葉はないんだ
君の声で歌ってみてよ
一人で持ち切れない思いを
そっと持ち合えたならいいのに
小さな優しさを そっと
持ち合えたならいいのに
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