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おじさんへ
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作詞 舞田新太 |
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近所の神社で毎年夏にやってる祭りで
いつも鳥居の近くに金魚すくいの屋台があった
僕は毎年夏祭りに行くと必ず300円を
握りしめて金魚すくいで遊んだんだ
その屋台は無口なおじさんが一人でやっていて
でも優しくて甘いキャンディーをくれたりして
玄関に置いてある金魚鉢を見ると
今でもあの頃を鮮明に思い出すんだ
そんなに喋る事も無かったけど あなたに出会えて良かったと思う
形がないけど温かい何かを教えてくれた
久しぶりにとれた休日カレンダーを見ると
それは偶然にも夏祭りの日だった
そういえば最近おじさんを見てないなと思って
いつもの場所にいくとそこには『スーパーボール』の文字
何かの間違いだと思って神社中を探したけれど
おじさんの姿はどこにもなかった
関係ないと言われれば それまでなんだけれども
何だか寂しいよ…どこへ行ったの?
そんなに喋る事も無かったけど あなたに出会えて良かったと思う
形がないけど温かい何かを教えてくれた
また逢いましょう いつか…
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