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未完成 不完全
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作詞 小豆色 |
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僕が必死に 演じて 守ってきたものは
本当に その価値のあるもの だったのでしょうか
嘘をついてまでつくった友達に
本当の気持ちは 伝えられないように
声を押し込める毎日に
ひどく 胸が軋むのです
綺麗な自分を保とうとしたけれど
最初は騙せていたけれど
次第に ポロポロと
あちこちのほつれ目から
地の自分が 零れ出てきてしまうのです
必死でかき集めて
必死で詰め直そうとしましたが
それでも容赦なく流れる時間が 日々が
それを満足に させてはくれないのです
足りないパーツは何なのか
今でも それは分かりませんが
それでも 今日も 明日も
今の自分のまま
生きていかなくては いけないのです
溺れてしまいそうです
飛ばされてしまいそうです
それでも 今日も 明日も
不完全な自分のまま
生きていかなくては いけないのです
『完全』を求めながら
こんな 未完成な自分でも
これが 『自分』なのだと
認め 悔しがりながら
今日も 生きていくのです
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