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紗々
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作詞 湊 慈雨 |
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手の届く場所にあるのに
私には決して触れられないもの
息を切らして声を嗄らして
追いかけても逃げて行く
あなたは真昼の太陽
わたしは深夜の月
生きる世界は流れるように繋がるのに
透明な壁に阻まれては崩れ落ちる
どうかもう一度目を合わせて
あなたのために歌えたなら
優しい子守唄を教えてくれたのは
遠い記憶の中のあなた
眠る前歌って目覚めたら居なくて
残されたのは涙と旋律
あなたは草原の白詰草
わたしは箱の鈴蘭
歩む道は流れる時とともに分かれ
迷路の中迷いこんではうずくまる
どうか最期に手を伸ばして 触れたい
あなたのためにしか歌わないから
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