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瓶詰蛙
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作詞 湊 慈雨 |
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言い訳並べて壁を作って
そうやって何もかも遠ざけてきた
見たくないものから目を背け
聞きたくない声から耳を塞ぐ
いつの間にか井戸の底みたいに
暗くて狭い場所で膝をかかえてた
出してと叫べる相手はいない
すべては自分の所為なのだ
ぬるま湯に浸かり息を止めて
ホルマリン漬けみたいな生き方だ
昼も夜もない暗い闇
何度か外の世界を考えてみた
見たくないものだらけで醜い
聞きたくないものだらけで醜い
なんだやっぱりここが一番
あたたかくて優しい居場所なのかも
どんどん地下へ潜っていく
誰もいない誰も会いたくない
ぬるま湯に浸かり光求め
ホルマリン漬けみたいな生き方だ
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