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面影
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作詞 湊 慈雨 |
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たぶん 私は
生涯あの人の影を
追いかけて生きるのでしょう
深く刻みつけられた記憶は
ふとした瞬間に色褪せながら蘇る
歩き方や 触れた掌の温もり
もう 私以外のものになったもの
いつかは笑い飛ばして
いつかは話せると思っています
今はまだ だめみたいだけど
だから早く 幸せになってください
きっと 私が
あの人に恋していたこと
他の誰にも気づかれていなかった
でも あの時は確かに
あの人の笑顔も一緒に過ごした時間も
私のものだった
いつかは離れる関係と
ちゃんと理解していたのです
今それは 上辺だけだったと
苦しいほどに 実感しています
神様がいるなら 何故私達をふたつに分けたのだろう
同じ場所にいるための理由が 年月と共に変わるなんて
いつかは笑い飛ばして
いつかは話せると思っています
今はまだ だめ
心が痛い
いつかは昔が嘘みたいに
あの人は幸せになるから
私の場所がそこに無いのなら
私は影を追いかけて生きるだけ
あの人を忘れる勇気なんてない
そっと想うことを許してください
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