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ゆびさがし
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作詞 ま*め*こ |
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ふいに 撫でられ動く
宿った愛に 別れを衝く赤文
曇る 雑草は揺れ
枯れ落ちて また
あなたは同じ命(せい)を咲かせますか
行かないで 知らない処へ逝かないで
いささか乱暴で いい
病を抱えてても いい
恐ろしい歴史の中で
戦火に焼かれてしまうより
どうか 逝かないで
名もないこの子はどうするの
語り継ぐ歴史の中の 英雄なんかにならないで
愛しいこの子に
眼を与えて
笑うよう唇をあげて
声を聴かせて
でも、いつか気付いてしまう
果てない空を見上げて その指はあなたを探すのでしょう
愛しい涙が
熱くなる皮膚が
命(せい)を帯びた声が
塞いだ耳から すべり入るでしょう
この世界に出でるこの子は 私の指しか掴めないのね
逝かないで そのときあなたは此処にいますか
与えられた 指と先と震える声帯で願いつくでしょう
隠せない習性が 私から真実を聞き出そうとするでしょう
行かないで 知らない処へ逝かないで
いささか乱暴で いい
病を抱えてても いい
恐ろしい歴史の中で
戦火に焼かれてしまうより
どうか 逝かないで
愛しい涙が
熱くなる皮膚が
命(せい)を帯びた声が
塞いだ耳から すべり入るでしょう
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