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嘘吐キ辛苦
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| 作詞 刹桜 |
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私と貴方の嘘を足して
この愛が生まれた
方程式すら解けない私が
震える手でペンを執って
貴方を取り留めておく
愚かな手段
なんて嘘吐き
珈琲から洩れる嘆きの言葉
私の前で踊りに踊り
力尽きてゆく
私に突き付けられた銃口たちが
想い想いに暴いて
揺すぶられたくすんだ心臓が…
―また、嘘を吐かせたいの？
意味の無い光に虫が群がる
私とそっくりね
1秒1秒が重たくて
私は花粉でなく嘘を運ぶ
そう云いたいみたいね
毒塗れのココア
色は変色して馬鹿みたい
殺されるのはお似合いだわ
バイバイ、そんなセカイ
腐ったゴミを袋に詰めて
フェンスのない淵の下に堕ちた
駅の改札潜り抜けて
語るらく浮浪者達の会合
気付いてしまったの
―私、嘘しか吐けないわ
1秒1秒がしんどくて
コンクリートへ沈んでゆくの
私の愛する世界が真実で溢れていたら
もっと楽に笑えるかもね
…なんて、嘘。
私と貴方の嘘を足して
この愛が生まれた
方程式すら解けない私が
震える手でペンを執って
貴方を取り留めておく
愚かな手段
なんて嘘吐き
嘘吐き。
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