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夢列車
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作詞 【孤独の番人】 |
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銀河を走る夢列車 居なくなった乗客達
夢追い人は疑いだした ここは銀河の腹の中だと
独りになった車内では 降りていった仲間達の
乗り間違えたような顔と ちぎれた切符がチラつくだけ
羅針盤はメトロノーム 揺れて戻る希望指針
動いてても近づけない あの夢までたどり着かない
ここで降りたらどうなるだろう
まだ続けたらどうなるだろう
積み上げてきた時間と距離が
こんなにドアを重くするなんて
レール要らずの飛ぶ列車 静止画に似た大宇宙
車掌がチラリ僕を見る瞳が まだ居たのかと言った気がした
特別だから独りなのか 愚かさゆえの独りなのか
自分と他人(ひと)の情熱は 重さが無くて量れない
流れ星のシンドローム 垣間見る明日の残滓
未来と過去 その引き算 導く夢の引き際はどこ?
ここで降りたらどうなるだろう
まだ続けたらどうなるだろう
悲鳴のような汽笛を聴いて
僕は思わず扉を開けた
「終わりにするんだ」と
うつむく僕に 子供の声がした
「終わりにするのかい?」
言った車掌は あの日の僕だった
瞳にハテナ浮かべて
「列車は必ず 終点へ行くのに」
ここで降りたらどうなるだろう
まだ続けたらどうなるだろう
どうせ終点までの旅さ
そこから乗り継いで行こう
いつも夢のある方へ
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