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悪い子
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作詞 ku-ya |
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暗い闇に安心感を覚えたのはいつだったかな。
朝が来るのが怖くて眠れなかった。
太陽が昇れば布団に潜る。
「今日も僕は存在しない」………と。
「おはようございます。」から「さようなら。」まで、
貼り付けた笑顔と言う仮面を見せびらかして。
家へ帰れば僕は親に迷惑をかけない「良い子」。
勉強、お稽古、お手伝い。
そんな子供時代を過ごしてきたのに。
時は過ぎてしまうのです。
見回したら何もなかった。
両手見つめたら何もなかった。
化学反応式だとか、連立方程式だとか、
そんなものなんの役にも立たなかった。
お願い。
僕の呼吸を止めてよ。
無意識に行われる生への意欲。
そんなもの邪魔だと言うのに。
お願い。
僕の心臓を止めてよ。
煩くて鳴りやまない生きてる証。
どうか静かな所へ行かせてください。
黒い服を好んで着るようになったのはいつだったかな。
白い服など眩しくて着れなかった。
夜に紛れて散歩にでた。
「今日も僕は闇に紛れている」……と。
何も取り柄なんてなかった。
それでも何事でも一生懸命に取り組んだ。
成績優秀、スポーツ万能。
そんなかけ離れた能力は持っていなかったけれど。
どん底に悪かったわけではなかったのです。
それなのに何時からですか?
見回したら何もなかった。
両手見つめたら何もなかった。
愛を愛をただ僕は純粋に愛だけを…。
どんなものも役にも立たなかった。
お願い。
僕の呼吸を止めてよ。
無意識に行われる生への意欲。
そんなもの邪魔だと言うのに。
お願い。
僕の心臓を止めてよ。
煩くて鳴りやまない生きてる証。
どうか静かな所へ行かせてください。
心に空いた穴。
埋めようとしてくれる愛に気付いて居るのに。
分っているのに。
心がついてこない。受け止められない。
どうしてこうも僕は出来ない子。
お願い。
僕の呼吸を止めてよ。
無意識に行われる生への意欲。
本当はこんなにも生きたいと叫んでる。
お願い。
僕の心臓を止めてよ。
煩くて鳴りやまない生きてる証。
本当は誰よりも愛されたいと思ってる。
お願い。
お願い。
ただ、存在している証を…。
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